ゴウザウラー51話(最終話) 時空(とき)を越えた空へ! 今日はいよいよ卒業式。小学校生活最後の日だ。 ザウラーズの中にはおしゃれしてくる子も・・・ 卒業の日でも高木先生や中島先生は相変わらずだった。 今日の答辞。五郎がやることになったのだ。 五郎は緊張している。顔が引きつっていた。 拳一がその答辞を読んでみる。 「そして春風小学校で過ごした6年間の間にたくさんの思い出ができました。特に僕たち6年2組は偶然ゴウザウラーに出会い・・・」 そう、1年前の始業式の日に、6年2組がザウラーズになったのだ。 ゴウザウラーと出会いの後、金太のマグナザウラー、洋二のグランザウラーと出会った。 敵の中で一番手強かったのはエンジン王とギルターボ。 そんな時、教授の頑張りによってキングゴウザウラーに合体することができたのだ。 エンジン王と言えば・・・命をかけてザウラーズを助けた。(39話) 「ザウラーズよ!私ごと機械化城を貫け!!」 エンジン王の言葉に戸惑うしのぶ。 でも、今やるしかない。エンジン王の気持ちを無駄にするわけにはいかない。 キングブレードのフルパワーだ。 「心とは、我ら機械にない素晴らしい力・・・人間しか持てぬ素晴らしい力・・・」 エンジン王を貫き、機械化城の中枢にキングブレードが入ってきて、機械化城は大爆発。 恐ろしい敵だったけど・・・最後に力を貸してくれたエンジン王。 僕たちと分かり合えたのかもしれない・・・ だが、戦いの後、地球は完全に機械の星と化していた。 そして恐竜時代に向かうザウラーズ。 そこでマーボーが恐竜の赤ちゃん、ちび助と出会った。 だが・・・ダークゴウザウラーのせいで一緒にいるわけにはいかなかった。 死闘の末、何とかダークゴウザウラーには勝利した。 ダークゴウザウラーは倒せたが、恐竜の絶滅は防げなかった。 だが・・・地球の生命は守ることができた。 3学期が始まって・・・拳一が機械化されてしまった。 体のほとんどが機械化されてしまった拳一。 キングゴウザウラーの戦いの最中、しのぶの悲鳴で拳一は戦いの場に。(48話) 拳一が機械大王の中でメカを壊し、装甲を弱くさせた。 そしてしのぶがザウラーキングフィニッシュを決めた。 やっとの思い(物質復元装置)で人間に戻れた拳一。 だが、今度は機械神が直接攻めてきたのだ。 エルドランの力もあって、キングゴウザウラーと校舎が合体して 超熱血合体・ガクエンガーとなった。 機械神の攻撃に耐えながらも・・・ ガクエンガーのエネルギーを加えた物質復元装置によって機械化された惑星は元に戻っていった。 だが、機械神は攻撃を食らいながらもまだしぶとかった。 「確かに俺達は欠点だらけかもしれない。だけど・・・だけどな・・・」 機械神に立ち向かっていくガクエンガー。 「例え欠点だらけでも心があれば・・・その心に温かい血が通っていれば・・・その血を熱く燃やすことが出来るんだ!!」 機械神はさらに攻撃する。ガクエンガーの装甲がボロボロで壊れてしまった。 だが、それでも立ち向かっていく拳一、そしてザウラーズ。 「だから俺達は・・・熱血最強なんだ!!!」 そして・・・ 「ザウラーキングフィニッシュ!!!」 ついに機械神をやっつけたのだ。 地球を守り抜いたザウラーズ。いろんな事があった。 だが・・・ 「俺達が卒業したらゴウザウラーはどうなるんだ?」 拳一の質問はみんなも気になっていたことだった。 機械化帝国がいなくなった今・・・どうするか? このままゴウザウラーを学校に置いていくなんて・・・すっきりしない。 そこで、拳一が良い案を思いついた。 卒業式。 校長先生の大切な真実一路の額が壊されてボロボロだったが・・・(7話) これも一つの思い出だ。 いよいよ卒業式が始まった。 五郎の答辞も緊張しながらやり遂げたし・・・卒業証書も一人一人の手に渡った。 卒業式が終わって・・・ 校舎が変形しだした。先生達もビックリした。 拳一達が外へ出てきて・・・校長先生に頼み込んだ。 「俺達、キングゴウザウラーの卒業式をやってやりたいんです!キングゴウザウラーになんにもしてやれないなんて・・・」 「卒業式が終わったら、はい、さよならなんて、そんなの嫌なんです!」 しのぶも続く。 そして、ザウラーズみんなで、そして中島先生もお願いした。 校長先生も快くOKしてくれた。 キングゴウザウラーの卒業式が始まった。 ザウラーズ代表で拳一は卒業証書を渡した。 「卒業証書 6年2組キングゴウザウラー殿 あなたは今日俺達と一緒に卒業します。だけど、中学生になっても、高校生になっても、大人になっても、それから先もずっとキングゴウザウラー、あなたのことは忘れません。だって俺達は仲間だから・・・仲間がいればどんな困難も悲しみも乗り越えられる。それをあなたがみんなに教えてくれたから・・・ありがとう、キングゴウザウラー!元気でな。以上ザウラーズ一同」 卒業証書をもらったキングゴウザウラー。 そのキングゴウザウラーが動き出したのだ。 誰が動かしているの?と疑問が生じた。 そしてブレスが光って・・・キングゴウザウラーの元へ。 卒業式のこの日、本当にお別れの時が来てしまったのだ。 そして・・・ 「ありがとう、地球の子供達よ!!」 そう言い残して、キングゴウザウラーは去っていってしまった。 「さようなら!キングゴウザウラー!」 「元気でね!!」 だが、校長先生は校舎がなくなってショックを受けてしまった。(ちゃんちゃん) |