ライジンオー50話
皇帝ワルーサを倒せ!


陽昇町上空に現れた五次元帝国の宇宙戦艦が町をジャークパワーで包み込んだ。
ゴッドライジンオーはグレートジャークサタンに大苦戦したが・・・
なんとその前に皇帝ワルーサが現れたのだ。


ワルーサの攻撃を受けて3体ともほとんど動けない状態。
バクリュウオーも故障中だ。

ここまで来て負けてたまるかと立ち上がろうとするが・・・
さらに剣王達に容赦なくワルーサの攻撃が飛ぶ。
ワルーサがとどめを刺そうとしたとき・・・ジャークサタンがワルーサを止めた。

「そやつらは、我々の敵でございます!」
「トドメは我々にお任せ下さい!」

だが、ワルーサは・・・ジャークサタンを攻撃し始めた。
ベルゼブ達を先に始末しようと言うことだ。
驚くタイダー、そして衝撃を受けるベルゼブ。

防衛組。エネルギーがなくては作戦は立てられない。
クッキーの「エネルギーを取り戻すことはできないの?」との質問に。勉は思いつく。
「バクリュウオーの自然の力を吸収する力を利用しましょう!」
ひろしがバクリュウオーの故障箇所を見てみると・・・3カ所だ
修理しなきゃ動かすことができない。
陽昇町は持ち上げられていて、地上まで行くことができない。
そこで、ひでのりの自家用のヘリがあると聞いて、男子でバクリュウオーの修理をすることになった。

「お前達に陽昇町の運命がかかっているんだぞ!」
「あんまり無茶しないでね!」
先生達に見送られ、バクリュウオーの元へ向かう男子達。

「三次元征服の失敗は、貴様の命で償ってもらうぞ・・・・死ね!!」
ワルーサの電撃がグレートジャークサタンに襲いかかる。
「ベルゼブ様、もうこんな戦いは嫌ですダ・・・」タイダーは泣いていた。

「(何故だ・・・我々が今まで戦って来たのは何のためだったのだ・・・!?)・・・おのれ、ワルーサ!!!」

ヘリコプターがバクリュウオーの元へ到着した。
ひろしがそれぞれ指示を出す。
大介とひでのりは右腕、あきらとヨッパーは脇腹、頭部は勉とひろしだ。
修理する男子達。

だが、ワルーサがグレートジャークサタンを地面にたたきつけたために、
石がバクリュウオーへ降り注いでしまった。
仁は男子達に早く逃げろ!と言うが・・・

「何言ってるの、仁。私達18人は防衛組の仲間じゃないの!危険だからって、何にもしないで見ているなんてできるわけないでしょ!?」

「防衛組の仲間・・・」

(オレって、みんなに助けられてばっかりだけど・・・今はやれるさ!!)」(大介)
「オレ、もう逃げ出したいよ」、と情けないヨッパーをあきらはしかる。
あきらだって本当は恐いが、ここで逃げ出すわけには行かない。
ここで逃げ出したら防衛組じゃいられなくなる。
ここで、また気合いを入れ直して修理を再開。

(・・・いつも仁達は、一番危険な所で戦ってくれた。こんな時こそ、僕たちが力を合わせて仁達を守らなきゃいけないんだ!!)(ひろし)
(バクリュウオーを呼び出したのは僕なんだ!今度だって、必ず甦らせてみせるっ!・・・待ってて下さい、仁君!!)(勉)

男子達に向けて、クッキーが、ゆうが、ラブが、ときえが、美紀が、きららが、れい子が、ポテトが司令室から応援している。
仁、飛鳥、吼児もその姿を見て感激している。
みんな・・・ありがとう、あきら、ヨッパー・・・大介、ひでのり・・・勉、ひろし・・・みんな、ありがとう・・・

子供達の勇気ある姿に、防衛隊長官も上空のピラミッドをめがけ戦闘開始を命じた。
「正義は必ず勝つ!!」

バクリュウオーの修理が完了した。あとは甦るのを待つだけ。
「お願い・・・動いて!」(マリア)


バクリュウオーはまだ動かなかった。
みんなでバクリュウオーに呼びかける。
修理した男子達も、司令室の女子達も・・・

「・・・お願い、動いて、バクリュウオー!!でないと・・・仁が・・・仁がっ!!」

仁を想うマリアの願いが・・・
・・・みんなの想いが・・・

バクリュウオーを目覚めさせたのだ!!

バクリュウオーがゆっくりと動き出す。そして自然のエネルギーを吸収して、剣王達にもそのエネルギーが渡った。
これで、いよいよ反撃だ!
ゴッドライジンオーに合体した。ゴッドライジンブーメランを放つ。
そのブーメランがグレートジャークサタンを捕まえていた触手を切った。
そしてゴッドライジンバズーカで攻撃するも、全く通用しない。バズーカも壊されてしまった。
やみくもに攻撃しても勝てない。とりあえずその場を離れることに。

弱点を探す仁。要塞を壊せばパワーは落ちると考えた仁だったが・・・
だが、ワルーサはゴッドライジンオーを捕まえてしまった。
そして巨大な牙で突き刺されてしまった。このままじゃもたない。
「こんなヤツにやられてしまうなんて・・・イヤだ!イヤだっ!!

その時、ベルゼブがワルーサに向かってサーベルを放った。
ゴッドライジンオーは助かり、ベルゼブはワルーサに刃を向けた。
「ワルーサ!覚悟!」
だが、ワルーサの牙に捕まってしまった。
ベルゼブは力を振り絞り、クリスタルフラッシュを放って、隙ができた。
このチャンスにゴッドライジンオーフルパワーだ。
「いっけぇええええええ!!!!!!」
そして、ゴッドライジンソードでワルーサを真っ二つ。
ついにライジンオーがワルーサを倒したのだ。

要塞からオーロラが消え、陽昇町は降りてきた。
ライジンオー勝利に、町の人、先生達も喜んでいた。
「やっぱり、ライジンオーは絶対無敵だぜ!」
3人の手が合わさった。
そして、学校に帰ろうとした時・・・
ゴッドライジンオーの前にグレートジャークサタンが現れた。
「ライジンオーよ。喜ぶのはこの私を倒してからにするがよい!」
ベルゼブは自分の誇りにかけて戦うつもりだ。
だが・・・タイダーは戦いたくなかった。
ベルゼブは考えた末、タイダーを3次元に残すことにした。
泣くばかりのタイダーだったが・・・

「行くぞ、ライジンオー!!」

ベルゼブが最後の戦いを挑んできた。